2012年3月13日火曜日

ビタヴァレーのビタミンについて教えてください

ビタヴァレーのビタミンについて教えてください

最近、妻が美容の為にと始めた白米とビタヴァレーのミックス粥を

夫婦で美味しく食べているのですが、妻が懸命に美容の為にと

拘っているビタヴァレーのビタミン類は、ひょっとして加熱して粥にする頃には

全て成分が壊れているのではないかと、ふと思いました。



遠い記憶の中で、確かビタミンは熱に弱い?のではなかったのか

それとも、煮汁の中に流失してしまうだけなのか、それなら煮汁まで全て

食べている粥ならば全て栄養が摂取出来ているのか?等々素朴な疑問が

噴出してしまいました。



ビタヴァレーのビタミン類は加熱でどのように変化を

するのか、もしくはしないのかその辺りに詳しい方が居られましたら

是非ご教示ください。宜しくお願いします。







お粥も美味しいですが、お米と合わせて普通に炊いた麦ご飯も美味しいですよ。とろろをかけた「麦とろ」は最高ですね!



「ビタバァレー」の「ビタ」はビタミン、「 バァレー」は大麦(Barley)の意味です。市販の大麦は、裸大麦を一度加熱して平たく押しつぶした「押麦」のカタチで売られているものが多いです。

大麦は白米と比較すると、カロリーがやや少なく(白米=356kcal/100g、大麦=334kcal/100g)、対して食物繊維は白米の約17倍(白米=0.5g、大麦=8.5g)も含まれています。さらに大麦の食物繊維は水溶性食物繊維を多く含むため、食後の血糖値の急激な上昇やコレステロールの吸収を抑制する作用もあるとされ、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。笑っちゃう実話ですが、糖尿病の犯罪者が懲役で刑務所に入ると病状が驚くほど改善されるそうです。禁酒もさることながら麦飯による効果が大きいのだとか。



さてご質問の「ビタバァレー」ですが、強化(添加)されているビタミンはB1が主です。ビタミンB1は「チアミン」とも呼ばれ、糖質の代謝に非常に重要な役割を持つビタミンです。チアミンが不足すると体内の糖質代謝が低下し、いわゆる「スタミナ切れ」の症状を呈します。「ニンニクを食べるとスタミナがつく」と言われるのは、ニンニクの中のアリシンがチアミンと結びつき「アリチアミン」という物質になることで、チアミン単体より吸収されやすくなるため体内のチアミン(ビタミンB1)が増え、糖代謝が活発になって元気になるということなのです。なので、アリシンを含むニラやネギを麦粥と一緒に食べると、ビタバァレーのビタミンB1をより効果的に摂取できるということになります。

「肉体疲労時の栄養補給に!」というキャッチで売られている錠剤やドリンク剤にもたいていアリチアミンが配合されています。よく似た名前の商品ありますよねw



ビタミンは熱に弱いのでは? という疑問についてですが、ビタミンBやCは「水溶性ビタミン」と言って水に非常に溶け出しやすい性質を持っています。茹でたり煮たりすると、食品中のビタミンがお湯に溶け出してしまい、結果として経口摂取できるビタミン量が減ってしまうだけで、けっして熱によって破壊されてしまうわけではありません。お粥やご飯のように茹で湯もまるごと食べてしまう調理方法なら、調理中に溶け出したビタミンB1も残らず摂取できますから、摂取量の減少を気にする必要はないと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿