高濃度ビタミンC点滴について。
現在84歳になる祖父が肺がんを患い、高齢のために抗がん剤は使わない意向です。
そこで主治医に高濃度ビタミンC点滴を聞いたところ
「ビタミンは尿として出るから意味ないよ」と門前払いされました。
私はアメリカでも有効とされていると聞いたため試したいと思いました。
本当に点滴は無意味なのでしょうか?
医療関係者の方、また実際に試された方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
補足
拝見しました。放射線療法ですか。高齢で手術・抗がん剤
不可・脳転移で放射線のみとなれば、厳しい言い方ですと
延命治療かと思います。現在おかかりの医師が、ビタミン
C点滴に否定的となると、さらに難しいのではないでしょうか。
肝心なお父様のご意向はどうなのかが重要です。
放射線・C点滴とあらゆる治療を望んでいるのでしょうか。
放射線をする病院、C点滴をする病院と使い分けできますか。
掛け持ちであちこち引き回すのは、高齢であることと
体力が持つのかが心配です。C点滴をやるためには、費用は
別にして3ヶ月以上はしなくてはなりません。その間、
放射線の副作用も出てくるかもしれません。何か途中で中途
半端な治療となる恐れもあります。このあたりを、主治医の
先生とよく話し合われた方が、良いかと存じます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
医療関係・体験者ではありませんがすみません。
高濃度ビタミンC点滴は、あちこちのクリニックで行って
いますね。ただ、美容・美白・健康にと、美容整形・眼科
にまで広がっています。この療法をしている病院が、がん
専門医でないクリニックが多いのが気になります。
良心的なクリニックでは、「高濃度ビタミンC点滴療法は
代替医療です。すでに有効な抗がん剤に代わるものでは
ありません」と謳っています。尚かつ、がん患者さんの
場合は、抗がん剤と併用での治療を勧めています。
さらに、がんに効くことがまだハッキリと立証された治療
ではないということです。
祖父様は、抗がん剤治療をお止めになり、こちらだけの
単独療法ではどうなのでしょうか。1回2万円、末期と
なれば週5回のお薦めで1ヶ月40万円。最低3ヶ月の治療。
過去質を拝見しますと、脳転移もあるとの事ですね。
現在の主治医が言われた「尿として出る」は、もっとも
だと思います。祖父様がご高齢で治療が難しいかと思い
ますが、今一度主治医とよく話し合われ、最善の治療を
選択されてください。
携帯からですと不可かもしれませんが、参考になれば
下記サイトも、ご一読ください。トップページから、
「がんの治療情報」→「がん総合情報」に進みますと、
「高濃度ビタミンC療法の真実」の記載があります。
http://2nd-opinion.jp/index2.htm
少なくとも、世界レベルで認識された有効性のある治療とはいえません。
症例レベルでの有効性の報告があるようですが、現在では医学的根拠は乏しい治療と思われます。
さらに、ビタミンC大量療法は保健適応外の治療となるでしょうから、高額です。
放射線療法を行われるのであれば、ビタミン療法をするとなると、放射線治療も保険診療から外れてしまいます(混合診療禁止の原則)。
金銭的に余裕があるのであれば試してもらっても構いませんが、個人的には勧められません。
「ビタミンも尿として出るので意味ないよ。」
これは、分子の大きさの関係を意味しています。
例えば、ここにスイカが1個あったとして、もし歯と手がまったくない状態のあなただったら、そのスイカをうまく食べきることはできますか?
でも、小さく飲み込めるくらいの一口に入る大きさに割ってもらったら
美味しく食べれますね。
それとおんなじ事です。
ポイントは分子量の大きさです。世の中には分子量を小さくして吸収率が90%を越えるものがあります。すなわち、少なく見積もっても尿として出るのは10%。もしこれなら意味がありますね。
そういう低分子の物質を作るには技術が必要です。普通の病院の、普通の点滴機材とはぜんぜん違うレベルになります。
聞く相手を選びましょう。いくら一流のオーケストラの人でも、一流のフルート奏者に対して、チェロをひくための一流技術のことは聞けません。
同じ医師でも専門分野もいくつも分かれています。ただ、医師ですから分子量のことぐらいは知っていて当然ですが、教えてくれなかったようですね。何か理由があったのかもしれません。患者であるあなたは、自由に治療を選べる権利があります。慎重に良いことも悪いことも情報を集めて、
バランスの良い決断をして下さい。
あなたの未来があなたにとって、望ましい未来であることを想います。